主要4団体制覇の高山が本格始動
昨年大みそかに日本ボクシング史上初の主要4団体制覇を果たしたIBF・WBO世界ミニマム級統一王者・高山勝成(31)=仲里=が28日、大阪市内のジムで本格始動した。
名古屋・菊華高に通う高校1年生で1月は猛勉強中。「進級は大丈夫そう。課題もやってますし」と単位取得に何とかメドが立ち、安どの表情を浮かべた。
すでに同校では午前、午後のロードワークは開始。「きょうから高校生・高山とプロボクサーの高山と半分、半分で調整していく」とシャドーボクシングなど汗を流した。
次戦は「4、5月あたりでできたら。2つのベルトをせっかく取ったし統一王座の防衛戦がベスト」と希望。相手に関しては昨年から対戦交渉しながら、実現していないWBA正規王者のヘッキー・バドラー(南アフリカ)を候補に挙げた。
「WBAだけは暫定(王者)。暫定を消したいというのがミニマムでやり残したこと。暫定を消して、ライトフライ級に上げ2階級制覇がこれからのプラン」と最軽量級の最強決着戦に意欲を見せた。