ボクシングの帝拳ジムは１０日、ＷＢＣ世界ミドル級８位の村田諒太が１２月３０日、東京体育館で米国同級のジェシー・ニックロウとプロ第６戦となるノンタイトル１０回戦を行うと発表した。

　ニックロウは米ボルチモア出身の２７歳。３１戦２４勝（８ＫＯ）４敗３分のキャリアを持つ右ボクサーファイターで、「野獣」のニックネームを持つ。

　村田にとっては来年の世界王座挑戦に向けた大事な一戦。村田は身長１８２センチ、リーチ１９５センチで、同１７５センチ、１７３センチのニックロウをいずれも大きく上回る。村田は「好戦的な選手なので僕とはかみ合うと思う」と話した。前回逃したＫＯ勝ちを決めたいところだ。

　また、ＷＢＣ世界ライト級１位のホルヘ・リナレス（ベネズエラ）が、同２位でシルバー王者のハビエル・プリエト（メキシコ）と同級王座決定戦を行うことも発表された。リナレスは元２階級制覇王者で、３階級制覇を目指す。

　当日は井上尚弥と八重樫東（ともに大橋）の世界戦も行われる。