ロッド、イチローのローズ超えに否定的
米大リーグ・ヤンキース所属の名選手、アレックス・ロドリゲス(40)はマーリンズのイチロー外野手による日米通算4257安打の記録が、ピート・ローズのメジャー通算4256安打を塗り替えるものではないとする見解を示した。ニューヨークの地元紙「デイリー ニューズ」(電子版)が15日、伝えている。
“イチロー世界一”論に否定的な見解を示す理由として、ロドリゲスは「メジャーリーグはメジャーリーグだと思う。世界で最も偉大なリーグです」「自分にとって、メジャーリーグはただ1つだ」などと語り、NPBを含む他国のリーグとの違いを主張した。
イチローとはヤンキースでチームメートだったA・ロッドは、イチローの選手としての偉大さには敬意を表している。イチローの自宅で夕食をともにした際の思い出として、「彼は50歳までプレーしたいと言ってきた。いすから転げ落ちそうになったよ。彼はとんでもない情熱と集中力の持ち主。素晴らしいことだ」と語っている。
「イチローから多くのことを学んだ」と語るA・ロッド。イチローがメジャーリーグのみでの安打記録更新に挑んでいると信じているかと質問されると、「ピートに怒られたくないんだけど…。イチローは何でもできる。レジェンドたちを疑うことはない。ピートもイチローもレジェンドさ」と笑って答えたとデイリーニューズは伝えている。