菜七子は惜しい2着
3枚
場内が沸いた。2日の中山5Rでオールドラゴンに騎乗した藤田菜七子騎手(18)=美浦・根本康広厩舎=は、大外から好スタートを決めると果敢にハナへ。直線では内からリップルトウショウにかわされるも、ステッキを振るうと息を吹き返したかのように再加速。写真判定の末、鼻差の2着に敗れはしたが、大きな見せ場をつくった。
3月5日のJRAデビュー戦(ネイチャーポイント=2着)以来となる連対を決め、「中山1600メートルの外枠だったので、行ければ行きたいと思っていました。(勝った馬に)抜かされてからも差し返してくれました。根性がある馬です」と菜七子。勝ち馬に騎乗した蛯名正義騎手は「勝ったのに(ファンから)怒られたよ」と苦笑いだった。