【POG】サトノダイヤモンドが完勝
「2歳新馬」(8日、京都)
芝2000メートルで争われた注目の5億対決を制したのは、1番人気のディープインパクト産駒サトノダイヤモンド(牡、栗東・池江)。ゆったりした流れのなか、道中は絶好位の2番手からレースを運ぶ。4コーナー手前で外から4番人気のダノンアローダがまくる展開となったが、動じることなく直線へ向くと、鞍上のルメールが軽く気合をつけただけで鋭く反応。1頭だけ違う脚色で突き抜け、鮮烈な初陣Vを決めた。勝ちタイムは2分3秒8。ルメールは「とてもいい馬。いいスタートが切れたし、最初からスピードに乗れた。その後もとてもリラックスして走れていたし、向正面と4コーナーでプレッシャーを受けたけど、乗りやすい馬でノーステッキで勝つことができた。今年乗った2歳で一番強いと思った」と素質を絶賛。母はアルゼンチンでG13勝。13年の当歳セレクトセールで2億4150万円で落札された期待の高い良血馬が華々しいスタートを飾った。2番人気で同セール2億5200万円で落札されたロイカードは勝ち馬をマークするように運んだが、2馬身半差の2着。さらに2馬身半差の3着にはダノンアローダが粘り込んだ。