野球評論家の中畑清氏（６２）が９日、テレビ朝日系「グッド！モーニング」（月-金曜、前４時５５分）にコメンテーターとして初出演し、自身がＤｅＮＡ監督を辞したことを前提に、連日都議会で追及される舛添都知事に辞職勧告した。

　中畑氏は舛添知事が給与減額を持ち出したという話について「お金を返せばいいっていう、その感覚は納得いかない」などと、都民感覚で厳しい意見を述べた。

　そして、その進退について「都民の信頼を失っているのにこの先（都知事職を）できるの？できるわけないでしょ」とダメ出しした。

　その上で「私だって去年、辞任しましたよ、責任を取って。ちょっと話は違うけど、これだけ明確になっているんだから、覚悟を決めるべきではないですか」と、自身がチーム不振の責任を取ってＤｅＮＡの監督を辞任した決断を持ち出し、舛添知事に引導を渡した。

　中畑氏はＤｅＮＡの監督を４年間務め、慰留されたにもかかわらず昨年オフ、不振の責任を取って辞任し、ファンからその潔さを称えられた。