ミュージカル俳優の井上芳雄（３６）が１１日、ＴＢＳテレビ「白熱ライブ　ビビット」の密着取材を受け、「無類の小鳥好き」という意外な素顔を明かした。

　圧倒的な歌唱力と豊かな表現力で、菊田一夫演劇賞など数々の賞を受賞、「ミュージカル界のプリンス」と呼ばれ、女性に大人気の井上。最近ではミュージカルだけではなく、テレビドラマや映画、ソロコンサートと活躍の幅を広げているが、そんな多忙な井上がいまハマっているのは小鳥と触れ合うことだという。

　番組では、オカメインコやセキセイインコなど９種類約２５羽の小鳥たちがいる東京都内の「ことりカフェ」を井上が仕事の合間に訪れ、触れ合うシーンが放送された。

　井上は自宅では「まるちゃん（人間年齢４０歳）」というオカメインコを飼い、数十種類の小鳥グッズを収集しているといい、「生まれ変わったらオカメインコになりたいというくらい好きですね。あまり執着しているものはないんですけど、鳥に関してはしています」と無類の小鳥好きを告白。店を離れるときは、「これをエネルギーに稽古に行ってきたいと思います」と笑顔で話していた。

　さらに番組では、井上が公演の空き時間などに楽屋で、ファンクラブ会員のバースデーカードを書く様子も紹介された。ファンクラブ開設以来、ファンの誕生日には相手の名前とサインを１枚ずつ手書きしたカードを毎月数百人に送り続けているという。「本当だったら（ファンと）お話したいくらいなんですけど、できないじゃないですか。なのでそのかわり、一対一で向き合うというか、実際お会いしないまでも、名前書いているときはその人のことを考える。その時間を手紙を通じて共有するというか」と話し、ファン思いの一面をのぞかせた。

　今後の夢は「いつかは渡辺謙のようにブロードウェイに出て、日本でもニュースでやってもらえるような俳優になれたらいいなと思います」。最後には同番組の男性ディレクターにも「もう会えないと思うと寂しいですね」と語りかけ、“王子様対応”する姿もみせた。