平松愛理 神戸の海上から鎮魂歌唱
1995年の阪神・淡路大震災から21年を迎えた17日、シンガーソングライターの平松愛理(51)が神戸市内から出航する客船「コンチェルト」で、震災復興ライブ「1・17 KOBE MEETING 2016」を開催した。
97年から続けてきた同ライブ。今回、初めて船上で行った経緯について「震災から去年で20年がたち、自分の中でも区切り。新たな船出ということで、今回はクルージングライブという決断をした」と説明した。
この日は「緊張して寝ていない」と徹夜で朝を迎えた。震災が起きた時刻の午前5時46分には、テレビを見ながら黙とうをささげた。
来年以降については「今までは神戸の会場だったが、これからは東北、東京、大阪など形が変わっていくかも。日にちも17日に開催していたが、これからはお客さんが来やすい週末に開催することがあってもいい」と、柔軟な開催を視野に入れているという。
復興キャンペーンソング「美し都~がんばろやWe love KOBE~」を来場者するなど、代表曲の「部屋とYシャツと私」を含む11曲を熱唱した。アンコールでは黙とうをささげ「明日の神戸に向かって、みなさんと過ごす1年がより輝かしいものになるように」という思いを込め、歌声を届けた。