「カーネーション」 アフリカで放送

 NHKは3日、都内で籾井勝人会長の定例会見を開き、2011年10月から12年3月まで放送された連続テレビ小説「カーネーション」が新たにナイジェリア、ルーマニア、メキシコ、カザフスタンなど20カ国で放送される方向になったと発表した。

 20カ国のうちナイジェリア、フィジー、ケニアなど10カ国は初めての朝ドラの放送となる。また、これまでの放送先と合わせると31の国と地域での展開となり、「おしん」(1983年4月~84年3月放送)の73に続く規模となるという。

 NHKでは、連続テレビ小説の海外展開に積極的に取り組んでおり、海外からもオファーも多く届いているという。社会現象にもなった「あまちゃん」(13年4月~9月放送)は、東南アジアを中心に、これまで11カ国と地域で放送され、フィリピンでは、10月から現地語での吹き替え版の放送が決まり、関連イベントも開催されたという。

 現在は「ごちそうさん」(13年9月~14年3月に放送)の英語吹き替え版を制作中で、完成次第、各国に提供する予定という。

 「カーネーション」の展開に関係者は、このドラマが受け入れられている要因として「今放送される見込みのある国のうち7つはアフリカの国々で、その国を中心に、物語が主人公の人生を変えた足踏みミシンが、まだ現役で活躍している。ミシンのシーンが受け入れられるのではないかと思われる。また、ファッションに関する関心と主人公の強い女性像もみられている」と語った。

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