又吉 好みのタイプ明かすもXマスは…
笑いコンビ・ピースの又吉直樹(35)が「第44回ベストドレッサー賞」を学術・文化部門で受賞し、25日、都内で行われた授賞式に出席した。芥川賞作家なだけあって、芸能部門ではなく、学術・文化部門での受賞となった。芸能部門では過去にタモリ、小堺一機といった受賞者がいるが、学術・文化部門をお笑い芸人として受賞したのは初めて。
受賞理由には古着を自分風にアレンジするセンスに、文士としての風格が加わったことなどが授賞式で紹介された。ただ、おしゃれのセンスは評価されても、クリスマスのお相手は未定だといい、「奇跡が起こるかというところですかね」と人ごとのように話した。
タイプの女性について聞かれると「よく言ってるんですけど、転んだりして、ひざから血が出てても痛々しくない女性」と持論を展開。「それでもかわいく見えるというか、明るさというか、強さというか。そういう女性ですね」と淡々と語った。
この日は「大阪の阪急電車の色」と表現したワインレッド色のジャケット、パンツに上着よりも丈の長い白シャツを合わせて登場した。「又吉かい!みたいに思われてないか不安はあります。めちゃくちゃ光栄なことなんでうれしく思っています」と受賞の喜びを語った。
古着へのこだわりは相当なもので、自分の気に入ったデザインのプリントTシャツを切り抜き、自分にぴったりなサイズのTシャツに縫い付けてもらうなど、仕立て直し屋で手間暇をかけて自分だけの1着をつくるという。
「だいたい、こいつ何言ってんねんと言われます。全部実現しようと思ったら2カ月ぐらいかかりますよって言われますけど、全然、待ちます。それが楽しいんです」と力説したが、お直しの金額は1着5000円ほどなのだという。
次回作については「今、準備していて、来年中には形になればと思っていう。賞をいただいたので期待に応えられるようにしたい」と意気込んだ。