歌手・美川憲一（６９）が２２日、東京・草月ホールで毎年恒例のコンサート「ドラマチック　シャンソン　２０１５」を開催。開演前に取材に応じ、タレント・神田うの（４０）が元ベビーシッターの女性による窃盗被害に遭ったことに言及。自身がプレゼントした高級皿も盗まれていたことを明かした。

　皿はドイツ洋食器ブランド「マイセン」のアンティークの高級品。うのが結婚した１、２年後に２枚プレゼントしたという。この女性も美川がプレゼントした逸品であることを知った上で、窃盗したそうだが、女性によって売却されずに、無事にうのに戻った。

　ブランド品など手にした際、まずは塩で清めるという美川は「私の情念が入っていたから、戻ってきたのよ」と冗談を飛ばしたが、「人を使う（雇用する）のは大変なの。私も過去に何度も被害に遭っている」とつらい思いをしたことを告白。

　今回の一件で、うのには「気をつけなさい！管理をきちんとしなきゃダメよ」と注意し、「いつまで恨み続けても良いことはない。どこかで気持ちを切り替えていきなさい」とアドバイスしたことを明かした。

　うのは昨年１月、自宅でバッグや貴金属など高級ブランド品など総額約１３２０万円相当の窃盗の被害に遭ったとして警視庁に被害届を提出。今月１９日に、元ベビーシッター女性に対し、東京高裁は懲役２年４月、執行猶予４年を言い渡した。

　また、美川は、前所属事務所から一方的に独立したとして２億円超の損害賠償を求められた裁判で、一審で全面勝利したものの、原告側が不服として控訴したことに「控訴されると思わなかった。向こうも引くに引けなくなっているのでしょうか。もっと良い歩み寄りがあれば、私は応じることはできたのに」と残念そうに話した。