スカパー！時代劇専門チャンネルのオリジナル時代劇「藤沢周平　新ドラマシリーズ『果たし合い』」（３１日、後３・００＆後７・００）の完成披露試写会が８日、東京・丸の内ピカデリー１で開かれ、主演の仲代達矢（８２）、共演の桜庭ななみ（２２）、柳下大（２７）、原田美枝子（５６）、杉田成道監督（７２）が舞台あいさつを行った。

　武士の家督を継げない「部屋住み」である大叔父（仲代）が、兄の孫娘（桜庭）のために剣を抜く物語。仲代と、仲代を厄介者扱いする桜庭の母を演じる原田は、故黒澤明監督の「乱」（１９８５年）以来３０年ぶりの共演で、その間「一度もお会いしなかった」（原田）という。

　仲代は「『乱』では（かたき役の原田に）散々いじめられて、今回も多少いじめられた」と笑わせ「『乱』の時も今回も素晴らしかった」と称賛。原田は「同じ黒澤組を通ってきた先輩、仲間に会えて本当にうれしかった」と再会を喜んだ。

　また、１１月７～１３日に東京・東劇で劇場公開されることが仲代から発表された。