つんく♂自ら歌わない音楽番組で新境地
音楽プロデューサーのつんく♂が声帯摘出後初の音楽番組となるNHK「SONGS」(10月3日放送)の収録を終え、自ら歌うことのない出演にも「僕の音楽の表現方法が広がった」と新たな楽しさを見いだした。
つんく♂は公式ブログで「思えば、今まで音楽番組に出演するとなれば、僕はずっと唄を歌うことが当たり前で、歌手としての緊張感を持ちながら出演するのが当たり前でした」と、声帯を失って初めての音楽番組に当惑もあったようだ。
番組はつんく♂の呼び掛けでTOKIOの長瀬智也、クミコ、クリス・ハートも参加、長瀬はつんく♂のギターをバックにつんく♂提供の「ひとりぼっちのハブラシ」を熱唱した。
そんな収録を終えて、つんく♂は「時には楽器を持ちます。楽器を生で演奏する緊張感…『なるほどぉ』と噛み締める。そして、時にはプロデューサーとして参加する。うん。歌手の緊張感が、演奏者の緊張感が伝わってくる。作品が轟く緊張感…『ありがとう』と噛み締める」と、新鮮な感覚で時間を過ごしたようだ。
そして結論として「ポジティブに考えると僕の音楽の表現方法が広がった」と、新たな世界を楽しんだ。