ピース又吉も展示 京都国際映画祭
芥川賞作家のピース・又吉直樹(35)と綾部祐二(37)が7日、京都市内で行われた「京都国際映画祭2015」(10月15~18日)のプログラム発表会見で司会を務めた。実行委員長を務める映画監督の中島貞夫氏(81)、総合プロデューサーの奥山和由氏(60)らが出席した。
「京都映画祭」の伝統と志を引き継ぐ同映画祭は昨秋初開催され、今回が2度目。アート部門では「又吉直樹×『文学』の世界」(10月上旬~18日)を京都・誓願寺で開催。発行部数200万部超の小説「火花」の表紙作品や又吉が考案した新・四字熟語の書など、又吉作品の世界観を体感できる作品が展示されることが発表された。
赤色が印象的な「火花」のカバーは画家の西川美穂氏が描いた1・6メートル×1・6メートルを超える装画「イマスカ」を採用。又吉は「結構大きい作品です。いろいろ絵を見せていただいて、赤色の強さと『これどういう絵なんだろう?』と思わせるところが気になりまして、ぜひこれを使わせていただきたいとなりました」と経緯を説明した。
「ぜひ、おケガのないように安全に過ごしてほしいなと思います」と来場を呼び掛けた又吉。相方の綾部から「な、な、何ですか?おケガのないように?幼稚園児の方が来るわけじゃないですから」と突っ込まれながらも「僕の作品もぜひ見に来てください」とPR。綾部からは「先生。また、あらためて格差を感じてしまいました。すごいじゃないですか」といじられていた。