俳優の綾野剛（３３）が２０日、都内で映画「天空の蜂」（９月１２日公開）の完成試写会に、主演の俳優・江口洋介（４７）、本木雅弘（４９）らと登場した。

　本木との共演シーンを振り返った綾野は、撮影の数秒前になると、本木の目の色が変わると明かし、「闇が深くなる感じ」と評した。ところが本木は「綾野君の方がすごいよ。私の体はワインでできてるじゃないけど、私の体は今までの役でできてますという感じで、役がすべて乗り移っている」と“反撃”。

　堤幸彦監督（５９）も本木に加勢し、綾野に「汗をかいたシーンは普通、霧吹きを使うけど、綾野君は勝手に体から汗が出てくる」と追い打ちをかけた。本木はさらに「憑依俳優だよ、憑依俳優」と新たな呼び名も与えた。

　同作は、作家・東野圭吾氏原作で、最新鋭ヘリコプターを乗っ取り、原発の真上に静止するという原発テロ事件と、その危機に立ち向かう人々の攻防を描いたサスペンス。