沢田研二 ライブで加瀬邦彦さんを追悼

パワフルなステージを披露する沢田研二=東京国際フォーラム(撮影・村中拓久)
パワフルなステージを披露する沢田研二=東京国際フォーラム(撮影・村中拓久)
パワフルなステージを披露する沢田研二=東京国際フォーラム(撮影・村中拓久)
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 歌手の沢田研二(67)が17日、全国38カ所に及ぶ全国ツアー「こっちの水苦いぞ」を東京国際フォーラムでスタートさせ、自身のプロデュースを長年担当し、今年4月に死去したザ・ワイルドワンズの加瀬邦彦さん(享年74)を追悼した。

 この日披露した23曲中、19曲は加瀬さんの作品。「危険なふたり」「TOKIO」などを熱唱し、自ら命を絶った“恩師を”「本当はまだ死にたくなかったんじゃないか」と思いやった。

 アンコールに応えて登場した沢田が寂しそうに話した。

 「加瀬さんが亡くなりまして。阿久悠さんが亡くなった時に、『次は加瀬さんだね』と話していたけど…。加瀬さんは死にたくなかったと思うけど、しゃあないね」

 加瀬さんにささげるライブだった。沢田が登壇する際には、2010年に沢田と加瀬さんで結成したJULIE with THE WILD ONESの「僕たちほとんどいいんじゃない」を流した。1曲目は「危険なふたり」。ソロとなって初めてオリコン1位を獲得し、同年の日本歌謡大賞を受賞した曲だ。

 沢田にとって加瀬さんは「足を向けられない存在」という。グループサウンズの先輩でもあり、ソロ転向後は、加瀬さんプロデュースで大成した。「TOKIO」では、従来の歌手の概念を飛び越える、パラシュートに電飾衣装という最先端ファッションも話題となったが、スタイリスト・早川タケジ氏を沢田に紹介したのも加瀬さんだった。

 4月に執り行われた加瀬さんの葬儀には参列せず、この日が初めて加瀬さんについて語る機会となった。「それが沢田なりの美学なのでしょう」と関係者。加瀬さんへの感謝の思いは、11月3日まで続くツアーで、全国に伝えていく。

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