栩内被告、控訴棄却にガックリ

 覚せい剤取締法違反などの罪で有罪が確定した歌手ASKA(56)の愛人で、同法違反(使用)罪に問われ、一審で有罪(懲役2年、執行猶予3年)となった栩内香澄美被告(38)の控訴審判決が16日、東京高裁で開かれ、控訴は棄却された。

 栩内被告は、上下黒のスーツ姿で、肩まで伸びた髪を後ろで結んでいた。前方を凝視していたが、井上弘通裁判長が「主文、控訴を棄却する」と告げた瞬間、ガックリと首をうなだれた。閉廷前に、14日間以内に最高裁に上告できることを説明され「分かりましたね」と確認されると「はい」と震える声を絞り出した。閉廷しても前を向いたまま、微動だにしなかった。

 被告側は高裁でも一貫して無罪を訴えた。一審後にASKAが弁護人とやり取りしたメールを新証拠として提出。その中でASKAは、栩内被告から検出された薬物反応について「(原因は)自分しか考えられない」と言及したことを主張した。

 しかし裁判所は、ASKAが同じメールの中で「なぜそうなったのかわからない」と具体的な原因を述べていない点や、別のメールで「栩内被告の知らない間に覚せい剤を使用させたことはない。そんなひきょうなことはしない」ともつづっていることから、原判決を破棄する合理性はないと判断された。

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