海老名香葉子さん東京大空襲の悲劇語る

 落語家の故・林家三平さんの夫人でエッセイストの海老名香葉子さん(81)が9日、東京・上野公園で東京大空襲の悲劇を語り継ぐ慰霊式典「時忘れじの集い」を開催した。

 1945年3月9日から10日にかけての東京大空襲では約10万人が命を失い、その中には海老名さんの6人の家族もいた。空襲から70年となったこの日、海老名さんは「あと29年は生きる。100年は伝えていく。私のような子はつくらない」と約1200人に平和の尊さを訴えた。

 今年11回目となった式典には海老名さんの長男で落語家の林家正蔵(52)、次男の二代目・林家三平(44)、次女の歌手・泰葉(54)、三平の妻でタレントの国分佐智子(38)が出席。一家総出で式典にのぞんでいた。

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