ヒロインを務めるＮＨＫの連続テレビ小説「まれ」（３月３０日スタート）のオープニングテーマ曲を作詞した土屋太鳳（２０）が、ずっとドッキリかと思っていたことを２０日、ブログで打ち明けた。

　昨年１２月上旬に依頼された際のことを、土屋は「本当にびっくりして、二度見って言葉があるけど五度聞きぐらいしたと思います」と振り返った。

　何度確かめても同じ答えが返ってきて、やがて音源も届いたが、「ドッキリかな？」という疑いは消えなかったという。

　高橋練プロデューサーは、土屋の作詞起用の経緯について、発表会見で「これまでの会見での発言や、彼女のブログの文章を見て、表現力や感性が素晴らしい」と抜擢理由を説明。「秋の能登ロケとタイトルバックの撮影で感じたことを詞に込めてほしい」と具体的に注文したという。

　これに対して土屋は「パッ！と頭に浮かんだのが、能登で最初に撮った、自転車で海の近くを走っていくシーンでした」と、詞作りには苦労しなかったようで、曲タイトルの「希空～まれぞら～」も「その時の記憶を字にすることから始めました」と撮影体験から自然に浮かんだことを明らかにした。

　高橋プロデューサーは１月上旬には送られてきた詞を見て「すごいと思った。ほぼ手直しなくできた」と土屋の表現力と感性に脱帽していた。