東国原英夫 政治から距離を置くと明言

 元衆院議員でタレントの東国原英夫が25日、TBS系のバラエティー番組「ニンゲン観察バラエティ モニタリングSP」に出演し、「政治からは距離を置く」と宣言した。

 番組には9月に結婚した妻の春香さんも出演。春香さんは現在1人で宮崎で暮らし、月々の生活費を東国原からもらって生活しているという。春香さんは、東国原が「将来的に芸能界かで生きていくのか政治家なのか、どう考えているのかを聞いてみたい」とし、東国原に真意を問うことになった。

 春香さんは東国原を「ピーちゃん」と呼び、今後のことをどう考えているのか問うた。

 東国原は「オレは世のため人のため社会のため国家のため地方のため、よかれと思って志願兵として」と2011年に実施された東京都知事選に出馬したことを明かした。

 春香さんは「でも落選して貯金もゼロだよね。現実問題として貯金もない、生命保険もない。今の仕事も政治に本腰入れてやるのか、芸能界で文化人タレントとしてやっていくのか。どう思っているの?」と厳しい言葉を織り交ぜながら率直に尋ねた。

 東国原は「政治行政っていうのは相当な覚悟が必要なんです。貧乏もしなきゃいけないし」と政治家として生きていくことの厳しさを説明。「批判も受けながら住民、県民、国民のみなさんのために公僕としてつかえる。文化人タレントも大変ですよ。でもやっぱりこの世の中とか社会のことを思う志をもっているなら、もう1回というのもありうるけど…これからは勉強しようと思う」と出馬の意志はないことを示した。

 春香さんが「政治から距離を置く?」と確認すると東国原は「距離を置きます」と即答。「客観的に政治行政というのを一から勉強し直します」と明言した。

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