ワンピース歌舞伎 市川猿之助「大冒険」

主人公のルフィ(左)と主演の市川猿之助。(C)尾田栄一郎/集英社(左) 提供:松竹株式会社
『ONE PIECE』(C)尾田栄一郎/集英社
『ONE PIECE』76巻_表1(C)尾田栄一郎/集英社
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 単行本の累計発行部数が3億2000万部を超える人気漫画「ONE PIECE(ワンピース)」が来年、歌舞伎の演目となって上演されることが21日、分かった。千葉県幕張メッセで開催中の「ジャンプフェスタ2015」で発表された。主演は市川猿之助(39)が務める。

 ストーリーなど、詳細は未定だが2015年10、11月に東京・新橋演舞場で「スーパー歌舞伎II(セカンド)」として上演される。スーパー歌舞伎ならではのケレン味たっぷりの演出で、冒険漫画の壮大な世界観をどのように表現するのか、主人公ルフィのゴムゴムの実の能力がどのように表現されるのか-、など、注目される。

 400年続く日本の伝統文化と、海外でも人気の高い「ONE PIECE」のコラボレーション。猿之助は「空前絶後の大ヒット漫画『ONE PIECE』をスーパー歌舞伎IIとして歌舞伎化するという大きな仕事を任せていただけることになりました。ぼくにとっての大冒険と言っていいかもしれません。世代を問わず楽しめる作品にしたいと思っています」と意気込んだ。

 実は、コラボ企画は1年ほど前から動き始めており、原作者の尾田栄一郎氏(39)も劇場に足を運んでいた。初めて歌舞伎を生で見たという尾田氏は「美しい!!日本人の美というものがつまったこんなに美しい舞台を、ぼくは見たことがありません」と興奮ぶりを伝えた。

 猿之助とも対面し「まさに天才でした。プロデュース能力も半端じゃありません。この人に任せておけば安心だと思わせる人物でした」と絶賛。「ONE PIECEの歌舞伎版、超ご期待ください!!」とメッセージを寄せた。

 「ONE PIECE」には魚人のジンベエ、ワノ国の侍・錦えもんやカン十郎など歌舞伎風のキャラクターも登場しており、今後のコミックにも影響を与えそうだ。

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