宝塚歌劇団星組全国ツアー「風と共に去りぬ」が１４日、梅田芸術劇場で初日を迎え、体調不良だった主演の紅（くれない）ゆずるが堂々のレット・バトラーを演じた。

　紅は１０月に体調を崩し、けいこも遅れていた。だがいざ幕を開けると、ほっそりした様子ながら歌に芝居にダンスに体当たり。けいこ不足を感じさせない熱演だった。

　舞台後のあいさつでは「私事ではありますが…いえ私事ではありませんが、大運動会（１０月７日）の勢いに身を任せ、体調を崩してしまいました。みなさんにもご心配をかけましたが、もう大丈夫です！」と病名は明かさなかったが、復活をアピール。「タカラヅカでも３本の指に入る超大作に主演させていただき光栄です。少しでも何か引き出しを増やしたい」と意欲を見せた。