39…フミヤ、桂小金治さん秘話明かす

 肺炎のため3日に亡くなった落語家でタレントの桂小金治(かつら・こきんじ、本名田辺幹男=たなべ・みきお)さん(享年88)の葬儀・告別式が11日、東京・桐ヶ谷斎場で営まれ、歌手・藤井フミヤ(52)、俳優・柴俊夫(67)、タレント・せんだみつお(67)ら160人が参列した。

 着物姿の小金治さんが眠るひつぎには愛用の扇子と手ぬぐい、ハワイの友人から贈られたレイが納められ、藤井と柴が涙の弔辞をささげた。

 25年にわたる親交があった藤井は「自分にとっては東京のオヤジでした。自分の家族のように面倒を見てくれて、皆での食事会、幸せでした」。病室で言葉を発することができなくなった小金治さんが、指で『3』と『9』を作って感謝(サンキュー)の気持ちを妻の良子さんに伝えていたことを明かし、「師匠は人を楽しませる名人です。最後の最後まで指でダジャレをするなんて…」としのんで涙ぐんだ。

 柴も「師匠、さみしいです。やっと僕も歳をとって、人生を語れると思ってたのに」と涙声で惜別の言葉を届けていた。

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