お笑いタレントの上沼恵美子（５９）が２０日、読売テレビのバラエティー番組「上沼・高田のクギズケ！」に出演し、関西テレビを定年退職した夫から引退勧告されたことを明かした。

　番組では夫婦のあり方が話題になり、ＭＣを務める上沼は「夫がたまに家出します」とため息混じりに話した。同じくＭＣの高田純次（６７）が「いいなあ。ご主人とおれは同い年で。うらやましいですよ、奥さんが稼いでくれてね」と話した。

　上沼は「それ、ちょっとイヤみたいよ。そらいやでしょ男として」と退職した夫を気遣った。これに高田は「オレは全然いやじゃねーな。自分は悠々自適でね」と“テキトー男”らしい、ゆるい発言。上沼は「べつに向こうは一所懸命稼いでくれとは言ってない。ただ、やめてくれって言うてんねん。あたしに」と夫から芸能界引退を迫られたことを明かした。これに共演者はそろって「えーっ」と驚いた。

　上沼は「まじですよ。６年前に彼が定年退職したときに『一緒にやめようね』って言われて。ちょっと待ってって言いました」と夫婦間のマル秘エピソードを披歴した。

　高田は「口だけですよ。おれもやめてくれって言うけど、心の中ではやめてくれるなと思ってます」と笑いを誘ったが、上沼は真面目な表情で「彼は違うのよ。もういいじゃないか、一緒に世界旅行でもしようよという気持ちみたいだったんだけど、あたしはまだ未練があった。コンサートやるって言ったらいい顔はしません」と１１月１１、１２日に大阪・フェスティバルホールで開催する５年ぶりのコンサートについてもあまり喜んでくれなかったことを明かした。