人間国宝の九代目竹本源大夫さん引退

 文楽協会は14日、人形浄瑠璃文学座・大夫で重要無形文化財保持者(人間国宝)の九代目竹本源大夫さん(82)の引退を発表した。

 源大夫さんは1946年8月、四ツ橋文楽座の「新版歌祭文・野崎村の段」のツレで初舞台を踏み2007年9月に人間国宝指定、11年に九代目竹本源大夫を襲名した。

 5月に引退した竹本住大夫さんに続く源大夫さんの引退で、現役の文楽大夫の人間国宝は不在となる。

 源大夫さんは協会を通じて「近年体調の思わしくない中 皆様のご声援を励みとして舞台を務めてまいりました 昨年5月の東京公演の後に病を得ながらも 芸への情熱は薄れることなく舞台復帰のため懸命に努力してまいりましたが 気力体力の衰え如何ともし難く 引退を決意した次第でございます」などと引退の弁を述べた。

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