猪木氏 春一番さんに別れの言葉
アントニオ猪木のものまねで知られるタレントの春一番(本名・春花直樹)さんが3日、都内の病院で、アルコール性肝硬変のため死去していたことが分かった。47歳だった。3日朝に自宅で容体が急変し、帰らぬ人となった。
猪木氏は会長を務めるIGFを通じて、「送る言葉に相応しくないかもしれませんが、あえて、元気ですかー!!を送ります。謹んでご冥福をお祈りいたします」と別れの言葉を寄せた。
春さんは05年に腎臓病を患い、肺のうようを併発するなどし、生死をさまよった。集中治療室(ICU)の春さんを見舞い、激励したのが猪木氏だった。猪木氏は当時、本紙の取材に「絶望だと言われてたんだけど、見舞ったら奇跡的に、ね…」と奇跡の生還を喜び、秘話を明かした。
05年12月30日、春さんも参加した年末恒例の炊き出しの際にも「ICUで寝たきり。お別れかと思ったけど、元気になって良かったよ」と復活を喜んでいた。
大の酒好きで知られる春さんは、2005年に腎不全で入院。その後も肝臓、すい臓などを悪くして、長期入院するなどしていた。晩年は病気続きだったが、最近は3カ月に1回の検査を欠かしておらず、体調には気をつけていた。
一方で、大好きな酒はやめられず、1日おきくらいのペースで飲んでおり、亡くなる前日の2日の夜にも飲んでいたという。
ただ、体調に異変はなく、仕事も順調だった。6月28日には名古屋でのステージもこなしていた。なお、通夜、葬儀などの日程は未定。