坂東三津五郎 歌舞伎復帰に感慨無量

 歌舞伎俳優の坂東三津五郎(58)が2日、東京・歌舞伎座で「鳳凰祭四月大歌舞伎」(26日千秋楽)の初日公演に出演し、すい臓がん治療のために休演した昨年9月以降初めて歌舞伎を披露した。

 2月に舞踊公演に出演するなど、舞台には立っていたものの、7カ月ぶりとなった“本職”での復帰に感慨無量。舞台「お客さまに拍手を頂いて、本当にありがたいこと。わたしの生きる場所はここだな、と感じました」と思いを新たにした。

 舞踊劇「壽靱猿(ことぶきうつぼざる)」で猿曳寿太夫を演じたが、大病を患う前と変わらぬ踊りに客席からは大拍手。「大和屋(坂東家の屋号)」というかけ声に混じって、「おめでとう」と祝福する声もあった。

 今後は5~7月にさらに治療を行い、8月の舞台に出演する予定。「病気のせいで具合が悪いと思ったことがないんですよ。休んでリフレッシュできました」と余裕さえ見せていた。

 三津五郎は昨年7月にすい臓に腫瘍が見つかり、8月31日に入院。9月3日に腫瘍の摘出手術を受け、10月2日に退院。その足で会見を開き、腫瘍が「初期のすい臓がん」だったことを公表した。

 退院後は、酒やたばこをやめ、健康的な生活を送っているという。

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