片岡仁左衛門 弔辞に立つのは嫌なんだ
5日に57歳で亡くなった人気歌舞伎俳優・中村勘三郎さんの葬儀・告別式が27日、東京・築地本願寺で営まれた。
片岡仁左衛門は弔辞で「自分が死んだ時は、のりちゃんに弔辞を読んでもらおうと決めていた」と勘三郎さんの本名の波野哲明(なみの・のりあき)から愛称で呼び、「だからぼくは、こうやって弔辞に立つのは本当は嫌なんだ」と勘三郎さんの早すぎる死を悼んだ。「本日、午前11時の時点で一般焼香の方が2000人も並んでいる。本当にのりはすごい。ぼくは負けました」と遺影を見つめた。