上田桃子、今週Tへの出場を決意
女子ゴルフの上田桃子が、被災した家族が滞在する避難所の退去期限が先延ばしにされたことを19日、ブログで伝えた。そして、悩んでいた今週開催のトーナメントについて、「ゴルフでしか力になれない」と出場を決めた。
上田の家族は指定避難所が遠く、また指定避難所が満杯だったために近所の小学校へ身を寄せているが、授業再開のため、滞在期限は20日までとされていることが伝わってきた。
弱音を吐いたことのない母親が、今回の被災では「もうあの家には住めない」と悔しがり、泣いただけに、上田はそんな家族の居場所がなくなることが不安だった。しかし、何とか退去期限は23日まで先延ばしにされた。
当面の心配事が薄らいだことで、上田は今週開催のトーナメント「フジサンケイレディスクラシック」(22-24日、静岡県・川奈ホテルゴルフコース)への出場を決めた。
「沢山悩み考え、ココに来ました。色んな考えがあって当然だと思います。自分には今はゴルフしか力になれる事が見つからないけれど、それでもゴルフが力をくれています」と、古里への思いを込めてクラブを握るつもりだ。



