五輪男女マラソン代表 各3人を決定

左から佐々木悟、北島寿典、石川末広
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 日本陸上連盟は17日、都内で理事会を開催し、8月のリオデジャネイロ五輪男女マラソン代表各3人を決定した。

 男子は福岡国際マラソンで日本人トップの3位だった佐々木悟(30)=旭化成=、びわ湖毎日マラソンで日本人トップの2位だった北島寿典(31)=安川電機=、同3位だった石川末広(36)=ホンダ=を選出。女子は世界選手権7位入賞で内定していた伊藤舞(31)=大塚製薬=、大阪国際で派遣標準記録を突破し優勝した福士加代子(33)=ワコール=、名古屋ウィメンズマラソンで日本人トップの2位に入った田中智美(28)=第一生命=を選出した。

 今回の代表選考では女子で1月の大阪国際で圧勝した福士陣営が、日本陸連から「確定」の言葉がなかったことを理由に、3月の名古屋ウィメンズに強行エントリー。世論を巻き込んだ騒動に発展したが、結局、名古屋を欠場。最終的には大方の予想通りの無風の選考となった。

 前年の世界選手権の選考で、選考会唯一の優勝者だった田中智美が落選したことに「これで本当にいいんでしょうか?」と異論を唱えた増田明美さんも「今日もまさかの結果だったら、吠えようかと思ったんですけど、今回は文句なしです!リオでの戦いが楽しみです」と、賛辞を送った。

 ◆男女マラソン リオ五輪代表選考基準 出場枠は3。昨夏の世界選手権での入賞者は内定。男子は昨年12月の福岡国際、今回の東京マラソン、3月のびわ湖毎日、女子は昨年11月のさいたま国際、1月の大阪国際、3月の名古屋ウィメンズの各3つの選考会などで争う。

 各選考会の日本人3位以内の選手からレース展開、気象条件などを総合的に判断し、本大会で活躍が期待できる選手を選考する。選考期間内に日本陸連が設定する派遣設定記録(男子は2時間6分30秒、女子は2時間22分30秒以内)に到達した選手は優先的に選出。複数の選考会に出場しても、設定記録に届かない場合は、最初のレースが評価対象となる。

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