リオ五輪前の摘発へ再検査 北京とロンドンでIOC

 【ロンドン共同】国際オリンピック委員会(IOC)と世界反ドーピング機関(WADA)は15日、2008年北京、12年ロンドン両五輪のドーピング検査で採取した数百件の検体を最新の分析技術を用いて再検査を開始したと発表した。結果は数週間から数カ月で出る見通し。8月のリオデジャネイロ五輪を前に、過去2大会の夏季五輪で処分を逃れた違反選手を摘発する狙いがある。

 IOCの要請でリオ五輪対策としてWADAが運営する専門家の「タスクフォース」(特別チーム)も設置され、日本をはじめ英国、米国など6カ国の反ドーピング機関が情報収集や検査の立案に協力。

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