登坂絵莉 リオ五輪金に闘志

 レスリングのアジア選手権で4年ぶりの黒星を喫し、連勝が59で止まった女子48キロ級の登坂絵莉(22)=至学館大=が21日、羽田空港に帰国した。

 世界選手権3連覇中で、リオデジャネイロ五輪でも金メダルを本命視される登坂だが、今大会は準決勝で中国選手に惜敗。「本当に悔しいですけど、試合前からこのまま五輪にいっていいのか、負けた方がいいんじゃないかと思っていた」と“常勝”の重圧と戦っていたことを明かし「しばらく負けてなくて、なんだかんだで勝てると思っている自分がいた。久々に悔しさを味わえた。今は負けて良かったと思う。すっきりしました。迷いがなくなった」と、吹っ切れた表情で話した。

 姉貴分と慕う“霊長類最強女子”の吉田沙保里も、08年北京五輪、12年ロンドン五輪前にはまさかの敗戦を喫している。試合後に吉田と連絡を取り合い「『五輪で金メダルを取るためには、これが必要だったのかもしれないよ。一緒に金メダルを取ろうね』と言ってもらった。沙保里さんも負けているし、ここから自分がどう変われるかだと思う。今まで以上にレスリングに集中していきたい」と、気持ちを新たにした。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

スポーツ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(スポーツ)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス