日本体育協会、日本オリンピック委員会(JOC)や多くの競技団体が事務局を構える岸記念体育会館(東京都渋谷区)の老朽化問題で、現会館を所有・管理する日本体協が、2020年東京五輪・パラリンピックのメーンスタジアムとなる新国立競技場(同新宿区)周辺に新ビルを建設して移転する方針を固めたことが27日、関係者の話で分かった。19年の移転を目指す。
1964年の東京五輪を機に建設された地上5階、地下3階の現会館は耐震性への懸念があり、日本体協やJOCは2度目の東京五輪開催を機にスポーツ団体の新たな拠点を整備する必要があると判断。今後、新ビルに必要な機能を精査する。