岸記念体育館、神宮外苑に移転計画 

 日本体育協会(日体協)と日本オリンピック委員会(JOC)は2日、多数の競技団体が入る岸記念体育館(東京都渋谷区)を2019年を目標に新宿区の神宮外苑地区に移転する計画を発表した。

 岸記念体育館は前回の1964年東京五輪が開催された際に現在地に移転。水泳連盟や体操協会など42団体が事務所を構えているが、築50年以上が経ち、老朽化により、耐震性などへの不安があった。

 建設される新会館(名称未定)は地上14階、地下1階建てとなり、延べ床面積は約19500平方メートル。建設費は約100億円強と概算されている。現在地の売却益や、日体協、JOCの自己財源などをあてる予定。2017年夏に着工し、20年東京五輪開催前の2019年春の竣工を目指す。

 同地の近くには新国立競技場、神宮球場、秩父宮ラグビー場などがそろっており、新会館も「スポーツの聖地」としての一翼を担うことになる。

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