トヨタ川合俊一GM「世界一目指す」

 「ビーチバレー・FIVBワールドツアーグランドスラム横浜大会、第3日」(23日・みなとみらい特設コート)

 トヨタ自動車ビーチバレー部の川合俊一ゼネラルマネージャー(GM)が横浜市内で取材に応じ、壮大な野望を口にした。

 「やるからには日本一じゃなく、世界一を目指します」。

 トヨタは企業スポーツを通じた社内の一体感向上、地域と密着したスポーツ振興の一環として、22日にビーチバレー部の新設を発表。現在の日本女子のトップ選手である西堀健実、溝江明香、男子で元五輪代表の白鳥勝浩がメンバー入りした。

 世界のトップ企業からのバックアップに、川合GMは「最初に聞いたのは2月。そりゃうれしかったですよ。ビーチはロンドン五輪でもチケットが一番最初に売り切れたぐらい世界的にはメジャースポーツ。そういうところを見てくれたんだと思う」と、満面の笑みを浮かべた。

 今後は5年後の東京五輪、そしてその先まで見据えて活動していく予定で、来年には国内の拠点を決めるという。「今は選手が男子1人、女子2人だけど、まず男子4人、女子4人の8人を目標にチームを作っていこうかと思う」。かつて“ビーチの妖精”と呼ばれた浅尾美和をスカウトしたGM自身が、高校生、大学生や、インドアを退いた元選手などスカウティングを行っていく。

 狙うは長身選手だ。現在は西堀、溝江組が日本のトップとして、16年リオ五輪を目指しているが、「2人とも守備力はトップレベル。今はペアだけど、ともに190センチぐらいの子と組めば面白いと思うし、一気に強くなると思う」と、思い描いた。

 GMとしても忙しい日々が続く。最近はアベノミクスで株で大もうけするなど“投資家キャラ”として注目されている川合GMだったが、この日は選手の応援に集中し「今日は(株価を)1回しか見てないよ」。「今はビーチに集中だね」と、力強く語った。

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