白鵬、苦戦も「辛抱、辛抱で」白星発進

 「大相撲名古屋場所・初日」(12日、愛知県体育館)

 35度目の優勝を目指す横綱白鵬(30)=宮城野=は新小結宝富士(伊勢ケ浜)に土俵際に追い込まれ、半身になるピンチだったが最後は胸を合わせ、寄り切った。

 「あそこ(半身)は、まあ我慢。辛抱、辛抱でゆっくりさばいていった。相手が出るか引くか、というタイミングを計りながらですね」と余裕はあった。

 先場所は優勝を逃し、仕切り直しの場所。「暑い名古屋で1カ月。多少、いい緊張感を持って臨めましたよ」と納得顔。3横綱、そろって白星に「いいスタートが切れた」と話した。 白鵬の一番を見届けたNHK解説者の舞の海氏は、テレビのマイクに向かい「白鵬、力が落ちていますね」と評していた。

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