錦織「申し訳ない、次があると思う」

 テニスの全米オープン男子シングルス決勝で、汗を拭く錦織圭=8日、ニューヨーク(ロイター=共同)
3枚

 「全米OPテニス最終日・男子シングルス決勝、錦織圭‐マリン・チリッチ」(8日、ニューヨーク)

 日本人で初めて四大大会シングルスの決勝へ進んだ世界ランク11位の第10シード、錦織圭(24)=日清食品=と、世界ランク16位の第14シード、マリン・チリッチ(25)=クロアチア=の決勝戦が8日午後5時過ぎ(日本時間9日午前6時過ぎ)から行われ、錦織は3‐6、3‐6、3‐6のストレートで敗れ、グランドスラム初優勝はならなかった。

 準々決勝、準決勝でともに4時間ゲームを戦い抜いた錦織にとって、約2時間で終わった決勝戦はあっけない印象さえ覚えさせた。しかし、大会期間中の2週間、テニスファンの枠を越えて感動を与えてきた24歳の若武者には、四大大会での準優勝という歴史的な偉業が残った。

 夕闇に包まれたセンターコートのアーサー・アッシュ・スタジアムでは、カクテル光線に浮かび上がる中、決戦後の表彰セレモニーが行われた。

 インタビューマイクを向けられた錦織は英語で「(決勝戦では)私なりに全力を尽くしましたが、自分のテニスができませんでした。マリン(チリッチ)には祝福の言葉を贈りたい。『初優勝おめでとう』。厳しい敗戦で初優勝はできませんでしたが、(コーチのマイケル・チャンやスタッフら)自分のチームには感謝したいです。トロフィーを獲得できなくて申し訳ないですが、次(のチャンス)があると思います。楽しい2週間でした。スポンサー各社に感謝します。このトーナメントが素晴らしいものとなりました。また来年もプレーしたいと思います」と話した。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

スポーツ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(スポーツ)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス