木村沙織が日本復帰、東レ入団

東レアローズの入団が決まりガッツポーズする木村沙織(東京・渋谷の東武ホテル)
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 バレーボール女子日本代表の主将・木村沙織(27)が東レアローズに入団することになり5日、都内で会見を行った。12年9月からトルコリーグでプレーしていたが、16年リオデジャネイロ五輪を見据えて3季ぶりに日本に復帰する。「オリンピックで金メダルに挑戦することが目標。リオで自分のベストを出せるように頑張っていきたい」と抱負を語った。

 東レには05年から約7年半にわたって在籍していたが、その時は社員選手として契約していた。トルコに移籍する際に退社しているため、今回は6月1日から2年間のプロ契約を結び、リーグ優勝や個人賞獲得などでボーナスが付くオプション契約も含まれる見込みだという。「日本では味わえない高さやパワーの中でプレーしてきた。自分の課題である筋力アップにも取り組んでいきたい」と、さらなるステップアップを目指す意気込みだ。

 数多くの世界トップクラスのプレーヤーが在籍するトルコ1部リーグでの経験は得るものも大きかったが、練習環境などは日本とは大きく違い「体育館の使用時間が限られていて、個人練習がなかなかできなかった」という。トレーニングの時間と場所を存分に確保できることが日本に復帰する決め手になった。「ボールにたくさん触れる環境で、しっかり自分のプレーを固めたいと思った。チームも2年間、日本一になっていないので、勝てるように貢献したい」とV奪回へ全力を尽くす覚悟を示した。

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