日本プロ野球初の300勝を達成したビクトル・スタルヒン投手の生誕100年を記念して、7日、北海道旭川市のスタルヒン球場で開催されたプロ野球日本ハム-広島の始球式に、スタルヒンの長女ナターシャさん(64)が登場した。
スタルヒンは1925年、ロシア革命から逃れ9歳で日本へ亡命し、旭川市に移住。191センチの長身で剛速球を投げ、戦前に巨人の黄金時代を支えたほか、戦後も各球団で活躍した。
ナターシャさんの投球はワンバウンドとなり悔しがったが、「父にとって旭川が唯一の故郷で心のよりどころ。こうして記念事業をしてもらい喜んでいると思う」とうれしそうに話した。