センバツ準V高松商、四国大会出場逃す

 「高校野球・春季四国大会出場決定戦、小豆島7-3高松商」(9日、レクザム)

 センバツ準優勝の高松商が、21世紀枠出場の小豆島に敗れ、四国大会(5月3~5日、香川)出場を逃した。

 高松商は先発・多田宗太郎投手(3年)の制球が定まらず、初回に4四死球を与えるなど2失点。二回にも3安打などで1点を失うと、三回には小豆島の5番・阪倉直貴外野手(3年)にソロ本塁打を浴びた。2番手でマウンドに上がった美濃晃成投手(3年)も六回に3点を失った。

 甲子園で強打を誇った高松商打線は、小豆島のエース左腕・長谷川大矩投手(3年)の緩急をつけた投球にてこずり7安打。1-7の九回に2点を返したが、序盤の失点はあまりにも重かった。

 小豆島には昨秋の香川県大会決勝に続き2連敗。エース・浦大輝投手(3年)が登板しなかったとはいえ、センバツ後の最初の公式戦で悔しい敗戦となった。

 長尾健司監督(45)は「緩い変化球に対応できなかった。これが現状。自分たちは弱いということを知れたのが大事」と話し、主将の米麦圭造内野手(3年)は「今のままでは勝てない。甲子園に戻ることを目標に、一からやり直す気持ちで練習したい」と厳しい表情で夏の大会を見据えていた。

 小豆島は県大会優勝の大手前高松とともに、香川県代表として4年ぶり2度目となる四国大会に出場する。

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