「選抜高校野球・１回戦、福井工大福井０－４智弁学園」（２０日・甲子園球場）

　開幕試合は、智弁学園（奈良）が福井工大福井（福井）に完封勝ちした。

　智弁学園は初回、１死一、二塁から３番・福元悠真外野手（２年）の中越え２点二塁打で先制した。四回には無死二、三塁で７番・大橋駿平内野手（３年）の左前２点適時打で追加点を奪った。

　先発・村上頌樹投手（３年）は１０安打を許しながらも要所を締め、福井工大福井を完封した。

　小坂将商監督（３８）は、開幕試合の勝利に「選手たちが思った以上にすんなり入ってくれた」と安堵の表情。１０安打されながら完封の村上については「気持ちが一つ成長したかなと思います。運もあったと思います」と語った。

　福井工大福井は再三、得点圏に走者を進めながら、あと１本が出なかった。