三冠王の松中が引退表明 「全く後悔はない」

 プロ野球で04年に史上7人目の三冠王に輝き、出場機会を求めて昨季限りでソフトバンクを退団した松中信彦内野手(42)が1日、福岡市内で記者会見し、現役引退を表明した。「ぼろぼろになるまでやりたい」と2月末を期限に設定して複数球団に入団テスト実施を打診したが、不調に終わった。「現実は厳しい。この終わり方がぼろぼろなのかもしれない。全く後悔はない」と決断した理由を口にした。

 97年に当時ダイエーに入団したときの監督だった王貞治ソフトバンク球団会長には前日、引退を伝えたそうで「王会長に三冠王を取らせてもらった。僕も三冠王を取れる選手を育てたい」と目標に掲げた。

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