明徳義塾3年連続秋の高知王者
「高校野球秋季高知大会・決勝、明徳義塾4-1高知商」(11日、高知県営春野球場)
明徳義塾が高知商を下し、3年連続18度目の優勝を飾った。
二回2死満塁のチャンスで2番・西村舜外野手(2年)が左越えにグランドスラム弾。劇的な一発で挙げた4点をエース・中野恭聖投手(2年)が7安打1失点の好投で守り切った。
西村は背番号「20」だった今夏の県大会決勝・高知戦でも九回に代打で逆転2点三塁打を放ち、チームを甲子園に導いた。身長170センチの“つなぎ役”ながら勝負強さは抜群。今度は自身の公式戦初アーチがチームを秋の頂点へと導く満塁弾となり「ランナーを返すつもりで打った。入るとは思わなかったので全力で走りました」と声を弾ませた。
来春センバツ出場を目指し、24日に開幕する四国大会(徳島)に挑む。馬淵史郎監督(59)は「優勝しか考えてない」と意気込み十分。西村は「まだミスが多いので、修正して勝ち上がりたい」と話し、エース中野は「四国大会で優勝して甲子園に行きたい」と意気込んだ。