清宮パパも幸太郎の健闘ねぎらう
「U-18W杯・決勝、米国2-1日本」(6日、甲子園)
悲願の世界一を目指した日本は1点差で敗れ、前回13年大会(台湾)に続く準優勝に終わった。米国が3連覇を果たした。1年生で史上初の日本代表4番を務めた清宮幸太郎(早実)は、第3打席の六回に2死一、二塁から二塁内野安打で好機を広げたが、この日は4打数1安打に終わった。試合後、清宮の父でラクビーのトップリーグ、ヤマハ発動機監督の清宮克幸氏(48)がNHK「サンデースポーツ」に出演し、息子をねぎらった。
清宮氏は、長男・幸太郎の今夏の西東京大会、甲子園の試合をすべて観戦。これまでコメントはしないできたが、この日はすっかり父の顔。息子の活躍を喜び、教育方針まで語った。
U-18W杯では準優勝に終わったが、「3年生の中に1人1年生で入らせて頂いて、本当に貴重な経験をさせてもらいました。こういう本物の負けというか、これを経験できたのは非常に大きい。これを力に変えていくことが、一流の選手になれるかどうかの境目だと思いますね」と、期待を込めた。
また、この日の米国戦に向けてアドバイスを送っていたことも披露。「相手の実力の方が上回っていることはわかっていたんで『何とか、くらいつけ。打てなくてもつなぐんだ』っていうことを、数日前に言ったんですよ」と明かし、六回の内野安打に「くらいついてくれましたね」と満足そうだった。
清宮氏はさらに、自身のスポーツ英才教育にまで言及。「ある程度まで親が道筋をつけてあげるのが仕事だと思ってました。いろいろなスポーツを経験させるとか」と話した。幸太郎は野球やラグビーのほか、相撲や水泳など多くの競技を体験している。