創価大・田中154キロ 甲子園どよめき
「壮行試合、高校日本代表-大学日本代表」(26日、甲子園)
U-18ワールドカップに臨む高校日本代表と大学日本代表の壮行試合が行われ、大学日本代表の先発・田中正義投手(創価大3年)が最速154キロを計測して球場内はどよめきに包まれた。
剛速球と呼ぶにふさわしいボールだった。スピードガンが表示されない投球練習。その1球目に投じた力強いストレートに、甲子園はどよめきに包まれた。プロでも投球練習でここまでのインパクトを残した選手は見当たらない。一回裏が始まると、その衝撃はさらに増した。
1番のオコエが150キロ超の直球にバットすら出せなかった。今夏の甲子園を沸かせた次世代のスター候補も、苦笑いを浮かべてベンチに戻った。続く篠原の4球目には最速となる154キロを計測。最後は高めの153キロで空振り三振に仕留めた。
平沢、清宮に連打を浴び、失策も絡んで1点を失ったが、5番・伊藤も直球で空振り三振。奪ったアウトがすべて三振という圧巻の立ち上がりを見せた。
二回は三者凡退。三回に入って先頭の9番・船曳に中前打、1番・オコエに左前打され、無死一、二塁となったところで、マウンドを2番手の沢田(立教大3年)に譲った。田中は4安打5奪三振で1失点だった。