「西武－日本ハム」（２４日、西武ド）

　西武・中村剛也内野手が通算１５本目の満塁本塁打を放ち、王貞治（巨人）が持つプロ野球記録に並んだ。

　１－５で迎えた五回、１ストライクからの２球目、大谷が投じた外寄りの１５９キロ直球を右翼席に運んだ。

　“世界の王”に並ぶ一撃で試合をふりだしに戻した中村は「最高です！皆がつないでくれたチャンスだったので、打ててよかったです」と声を弾ませた。

　中村は０－３の四回にも大谷のスライダーを捉えて左翼席に２８号ソロ。通算１０００安打をプロ野球史上４１人目となる通算３００本塁打で飾った。

　中村は０１年度ドラフト２位で大阪桐蔭から西武入り。初安打はプロ２年目の０３年９月２８日・日本ハム戦（東京ドーム）の一回表、ミラバルから。初本塁打は０４年７月２４日・近鉄戦（西武ドーム）の七回、山村から。

　【通算満塁本塁打上位】

本数　　選　手　（球　団）

１５　王　　貞治（巨　人）

１５　中村　剛也（西　武）

１４　藤井　康雄（オリックス）

１４　中村　紀洋（ＤｅＮＡ）

１３　駒田　徳広（横　浜）

１３　江藤　　智（西　武）

１３　小久保裕紀（ソフトバンク）

　（注）カッコ内の球団は最終。７月２４日現在。