駒大・高橋由、リーグ戦初先発初勝利

 「東都大学野球 駒大5-1国学院大」(28日・神宮)

 駒大が快勝し、勝ち点を2とした。2年生左腕の高橋由弥投手(2年・岩国商)が、1失点完投でリーグ戦初先発初勝利を飾った。

 今春習得したチェンジアップを効果的に使い、国学院大打線をほんろう。九回に1点を失って完封こそ逃したが「先発するからには、最後まで投げようと思っていた」と、白い歯がこぼれた。

 高3時には甲子園に春夏連続出場。高校日本代表にも選出され、18Uワールドカップ(台湾)では3試合に登板して準優勝に貢献した。ともに日の丸を背負った松井裕樹(楽天)、森友哉(西武)らの活躍を動画サイトでチェック。「刺激をもらっています」という。

 自身は1年時は登板なし。初めて神宮のマウンドを踏んだ今季、6試合目の登板となった最終戦で成長を証明した。「これだけ投げられたことは自信になりました」と笑顔を見せた左腕に、西村亮監督も「いいものを出してくれた。由弥が出てきたのは大きい」と、秋のシーズンへ向けて手応えを得た様子だった。

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