巨人が元中日コンビでマエケン攻略

 「巨人2-1広島」(12日、東京ド)

 巨人が元中日コンビの活躍で、広島のエース・前田を攻略した。0-1の七回、1死。5番の井端が左前打を放ち、チャンスメーク。この日、40歳の誕生日を迎えたベテランは「堂上の前に出れば、何とかしてくれると思った」と中日時代からの後輩に、後を託した。

 堂上はオフに中日を戦力外となり、育成選手として巨人入り。この日、移籍後初めて出場選手登録され、即6番・左翼でスタメン起用されていた。

 大先輩が切り開いたチャンスに、堂上は「僕の前で井端さんがスパンといい打撃をする。いいイメージで打席に入れた」と、左中間へ同点の適時二塁打。この後、2死一、三塁から、堂上は前田の暴投で決勝のホームに滑り込んだ。

 井端と一緒に上がったお立ち台。G党から大歓声を浴びた堂上は、「巨人が獲ってくれなかったら聞けなかった歓声。感謝の気持ちでいっぱいです」と頭を下げた。

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