大谷翔平、手術回避 編成トップ明言「選択肢に入ってない」 左膝と右上腕などのケガに苦しんだ1年 来季は制限付き二刀流?「考えていく必要ある」
ドジャースのアンドリュー・フリードマン編成本部長とブランドン・ゴームスGMが21日(日本時間22日)、本拠ドジャースタジアムで記者会見を行い、大谷翔平投手がレギュラーシーズンで痛めて左膝と右上腕二頭筋の手術の必要がないことを明かした。
大谷は6月に左膝炎症を発症し、7月に入って右上腕二頭筋と首周辺を負傷。左膝のケガは投球に支障をきたし、7月3日の登板を最後に打者に専念した。また、右上腕は打撃に大きく影響し、持ち味の長打力の低下につながった。
フリードマン編成本部長は大谷の患部について「彼はいろんなところに問題があると言っていた。膝は断続的に痛みがあったし、“モグラ叩き”みたいな不運な状況だった。膝が良くなったと思ったら、今度は上腕二頭筋あたりが気になるといった具合で。いくつもの症状があって、あるものはしばらくすると落ち着くし、あるものはまた刺激されて痛みが出る。同時にたくさんの問題に対処しようとしていたんだ」とシーズンを通して苦しんだ様子を明かし、手術の可能性には「選択肢にはない」と言い切った。
注目される来季の二刀流起用に関しては「来年も投げることを大いに期待している」と断言。その一方で登板頻度などについては「これから考えていく必要がある。この件については何度も話してたが、彼がやっていることは前例がない。だから当然、我々にとっても前例がない。参考にできる過去のケースがないから、良い例も悪い例も学びようがない。みんなで一緒に答えを見つけていくしかない。私は、彼が投げるだけでなく、彼が投げることにワクワクしている。だから今後はどうやってそれを実現するか?が重要になる。長いシーズンをどう管理して、10月(ポストシーズン)にベストな状態で迎えさせるか。それが課題で、みんなで一緒に解決していく必要がある。進めながら学び続け、より良くしていけると確信している。私はその点について非常に自信を持っている」と話した。
シーズン成績は打率・275、30本塁打、81打点、11盗塁、OPS・889。投手としては14登板、8勝2敗、防御率1・79を残した。打撃部門は移籍3年で自己ワーストの数字だったが、同編成本部長は「ケガは7月初旬に始まったが、8月中旬の時点でも彼はまだ満場一致のMVPだったと思う。そして、私は冗談めかして言ってきたことで、少し誤解されている部分もあるが、彼はチームが勝つためなら何でもやるというタイプで、それは本当に心から言っている。プライベートでも、公の場でも同じだ」と評価。「ただし彼は自分の状態を正確に伝えることが必ずしも得意ではない。偉大な選手はみんな同じで、それは競争心と「チームを助けたい気持ちが根底にあるからだ。前例のない挑戦が彼に与える負荷を考えながら、レギュラーシーズンでチームを助け、10月に良い状態で迎えるための方法を探る。それがどういう形になるかは、今はまだ分からない」とも話した。
