ロバーツ監督「それは考えた。まだ試合の前半だったし」 2度の無死一塁の場面で9番エドマンに送りバントのサインなし 選手任せの采配の是非

 「ナ・リーグ優勝決定シリーズ、ドジャース2-6ブルワーズ」(14日、ロサンゼルス)

 ドジャースが終盤に競り負けてシリーズ3連敗。ワールドシリーズ進出を前に崖っぷちに立たされた。MLB公式記録によると、7回戦制のシリーズで3連勝したチームは42例あり、そのままシリーズを突破したのは41例で確率は98%だという。今季最大の目標、3連覇達成が極めて厳しくなった。

 試合後の記者会見。ドジャースのロバーツ監督が自身の采配について問われる場面があった。1点を追う三回無死一塁の場面と五回無死一塁の場面。どちらも打者は9番エドマンだったが、指揮官は送りバントのサインを出すことなく、打者の力を信頼した。結果、いずれも初球、ストライクゾーンのカットボールを打ち、センターフライの結果に。

 前者は1死一塁から1番ベッツが左前上でつないだが、後続が沈黙。後者はベッツ、フリーマンが倒れて、走者を二塁に進めることさえできなかった。いや、しなかった。

 走者を得点圏に進めるための送りバント。指揮官は「それは考えた」と言った後、「ただどちらもヒットできる球だった。フライアウトになったが、まだ試合の前半だったし、1つのアウトを犠牲にしたくなかった。繰り返すが、バントさせることはできたが、トミーには得点のチャンスを与えたかった。試合を振り返って、こうしていれば結果は変わっていたか?という部分はある。ただ、実際に変わっていたとはここでは言い切れない」と言った。

 いずれも得点につながらなかったとしても走者を得点圏に進めて相手に重圧をかけることはできた。六回裏の攻撃で連続四球を足掛かりに2点を奪い逆転に成功しながら、その直後に先発スネルが連続被弾して逆転負けを喫した。

 2年連続ワールドチャンピオンが崖っぷちに立たされた。ファンへのメッセージを求められ、指揮官は言った。

 「今夜のファンは最高だった。プレーボールの1球目からエネルギーをくれたし、最後まで応援してくれた。我々は彼らがもっと声援を送ってくれるようなことを見せていかないといけない。そして、もう少しゆとりのある試合運びをしないといけない。ここまで相手が我々よりもヒットや長打を打っている。まずは先制点を取り、リードを広げるような試合をしてファンの後押しを受けたい」

 理想とするのは、打ち勝つ野球か。ファンへのメッセージの中に3連敗の理由が見え隠れする。

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